ママノート

現役の先生に直撃!最近のランドセルのいいところ・注意したいところ

便利な機能が満載で、色やデザインも豊富な最近のランドセル。ママノートではこれまで、ランドセルメーカーや先輩ママの声をお届けしてきましたが、小学校の先生は、最近のランドセルの進化をどのように見ているのでしょうか?そこで、現役の小学校の先生にアンケート取材を実施! 先生から見た今のランドセルのいいところ、また、気になるところやここは注意したほうがいいのでは?と思うポイントを教えていただきました。

先生目線で教える、ランドセル選びのポイントは?

年々、色のバリエーションやデザインが豊富になっているランドセル。まずは、先生方から見て、購入するときに気をつけたほうがいいポイントを教えてもらいました。

「キャラクターやリボンのような飾りがついているものは、低学年ではいいのですが、高学年になると飽きてしまう子どももいるようです」(静岡県)

「こげ茶のランドセルを持っている女児に、男子が『変な色』『男みたい』と冷やかし、女児がいやな思いをしたことが。しかもその色は、父親がなかば強引に選んだ色だったようで…。見かけた教師が『チョコレートみたい、おいしそう』とフォローして、女児の気持ちが何とか救われたと聞きました」(神奈川県)

6年間使うものなので、色や模様、デザインについては、子どもの意見を尊重しつつ、吟味したほうがよさそうですね。

また、同じデザイン面で、こんな意見もありました。

「ロック部分は、工夫を凝らしすぎていて、逆にわかりづらいと感じます。硬かったり、一度押し込んでからねじったり…。ランドセルによってかなり違うので、たくさんの子どもをサポートするときに戸惑います。使いやすいロックのものを選び、入学前に練習して慣れておいてほしいです」(神奈川県)

さらに、こんな意見も。

「ある程度、雨に強いものを。半かぶせのタイプよりは、よりしっかりカバーできる、かぶせが下まできているものがいいと思います」(群馬県)

さまざまな子どものランドセルを見て、触ったことがある先生ならではの声。参考にさせていただきます!

大型化したランドセルがロッカーに入りづらいことも

続いて普段、先生が子どもたちを見ていて感じる気になることをお聞きしました。

「教科書の重さを考えると、立派な本革のランドセルは重すぎるのではと心配になることがあります」(東京都)

「本革の重いランドセルは登下校が大変に見えます。合成皮革でも、最近のランドセルは6年間十分もちますし、壊れたという話はほとんど聞きません」(群馬県)

さらに、最近はA4フラットファイル対応のものが一般的となっていますが、ランドセルが、学校のロッカーに入りづらいという新たな懸念も。

「新しい学校はいいのですが、古い学校はロッカーが小さいために、ランドセルを入れたら他の荷物が入らないことがあります」(静岡県)

「ロッカーのサイズがランドセルと合っておらず、きちんと入れないとランドセルが飛び出します。ランドセルの規格が変わると、こんなところにも弊害が出るのだなと感じました」(神奈川県)

これは学校の先生しかわからない視点。大きいランドセルを選ぼうとしていてロッカーにおさまるか心配な場合は、同じ学校に通う先輩ママや児童に聞いてみてもいいかもしれませんね。

また、たくさん入るからといって、「すべての手荷物をランドセルに入れて、無理やり上から圧を加えて金具を留めようとしている子がいる」(静岡県)とか、「忘れ物をするからと、すべての教科書やノートをランドセルに入れっぱなしの子がいる」(富山県)などの声も。あまりにランドセルが重すぎると、体に負担もかかるという話もあるので、その点は親が気をつけてあげたいものですね。

最近のランドセルは荷物がたくさん入り、
両手をあけられる

ただし、ランドセルのサイズが大きくなってきたことは、メリットに感じている先生が多そうです。

「A4ファイルが入るようになってよかったと思います。ファイルは教科書よりもひと回り大きいので、以前は子どもたちが出し入れをするのに苦労しているように見えました」(群馬県)

「スペースがしっかり確保されているので、教科書だけでなく、体操着や水筒もすべて入って両手が空くのがよいと思います」(東京都)

荷物のほとんどを収納できることで、こんないい面も。

「両手があくので、転んだときなどに手をつくことができて安全です。また、後ろに転倒した場合、ランドセルが大きくしっかりしているとクッションにもなります」(東京都)

さらに、昔と比べて進化してよくなったと感じるところは…?

「昔は6年生ではランドセルがボロボロの子どももいましたが、最近はとても丈夫で6年間本当にもちます」(東京都)

「防犯ブザーが、以前はランドセルの横にしかつけるところがなかったと思いますが、最近は肩ベルトの前部分につくものが多くなりました。いざという時にすぐにならせる位置になってよかったなと思います」(群馬県)

「デザインや刺繍がおしゃれで、ひとりひとり違うランドセルなので、どれが誰のものか区別がしやすいです」(東京都)

色、デザイン、丈夫さ、機能面とすべてにおいてどんどん進化を遂げているランドセル。小学校の先生にも、その進化はプラスに受け止められているようです。

学校現場で遭遇した、ランドセルにまつわるトラブルは?

先生方が学校現場で遭遇した、ランドセルにまつわるトラブルについても聞いてみました。

「1年生同士がすれ違う時に、ぶら下げるフック同士が絡み合って取れなくなってしまったことがある」(東京都)

「横のフックに給食袋や体操袋をさげて下校したところ、泊まっていた車のミラーに引っかかった子どもが。うちの学校では横には荷物をかけないように指導しています」(東京都)

「ランドセルが横型の子どもが今年度ひとりいました。本校のロッカーには入りましたが、ロッカーの作りが小さい学校の場合、おさまらないという問題も今後出てきそうだなと思います」(三重県)

ランドセル横のフックにまつわるトラブルは多くの先生があげており、実際に子どもがランドセルを使う際は、気をつけたほうがよさそうですね。

みんなランドセルに愛着あり。
ランドセルをデッサンする学校も

最後に、こんなランドセルにまつわるエピソードをご紹介。

「先日トルコからやってきた男児は、男の子だけど真っ赤なランドセルを背負っていました。でも、ランドセルが多様化しているからか、誰ひとり『男の子なのに赤いランドセル!』などからかうこともなく、時代は変わったなぁと他の先生とも話していました」(三重県)

「自分のランドセルを大切に使っている子どもが多いです。本校では、毎年6年生の3学期に、それまでのお礼の気持ちを込めて、ランドセルをデッサンする授業が行われます。買ってくれた両親や祖父母に対する思いを感じている子どもが多いようです」(東京都)

さまざまないい点、気になる点がありつつも、多くの先生から「背負って両手をあけることができて、中身もしっかり保護してくれるバッグは他にはなかなかない」(神奈川県)と、ランドセルを支持する声が多数。今後も、小学生の登下校に欠かせない存在であることは間違いなさそうです。

取材・執筆:野々山幸
SPONSORED BY ENJOY!ランドセル運営委員会

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